2016年度 タケダ・赤い羽根 活動の背景や目標


 

活動名 北海道最大の避難者自助団体の機能縮小に向け、会員間での情報共有と情報交流、および震災に関わった者の手記を作成し地域社会へ伝える為の広報活動
活動期間 2016年 4月 ~ 2017年 3月
主な活動地域 北海道
実施活動の背景や避難者のニーズ ・前年度のプログラムにて基盤強化を打ち出したが、状況は変化。2015年は大きく変わった1年だった。
・当事者がそれぞれの道を歩み始めたという点では、復興の道筋を得た。
・みちのく会自体は対応できるスタッフのみで実質的な判断や活動、応対する事となった。
・自助団体の活動というものは現場に残ったもののみの実質的な判断や活動、対応となる事となった。
・事務所に常駐できる人員がいない中、時間を割いて有償ボランティアとして活動してきたが、スタッフ内に肉体的にも精神的にも疲労感がでてきているのも事実。
・2015年の6月より会員の状況や現在の思いを把握する為、会員にアンケートをとると、「会が存在していること」「普段必要ではないが、いざというときの相談の場」「会の存在がある事での安心感」「身近な現状の情報元」といった声があったことから、今後はっきりとしない不安の相談先としても、まだ会の存在意義はある。
・会の活動休止は、道内で情報が行き届かない避難者、またお世話になった支援者の方にも急な連絡となるため、道内外に対しても、さらに大きく状況を混乱させてしまう可能性がある。

活動の目標 ・みちのく会が今後実行出来る事、出来ない事の整理と機能橋渡しを模索する1年とする。
・当事者の会として、相談窓口、情報の受発信、最低限の機能を残し、負担なく管理ができる体制を検討し会員への理解を促し、事務機能縮小化へ向けての確実な道筋を付ける。
・関連した支援団体と深いつながりを持ち、事務局機能の移管の相談、協力依頼は信頼をもって関係を継続できるようにする。
・道内避難者同士での信頼を深め、継続的なゆるやかな道内避難者ネットワークをつくる。
活動内容・実施方法 ・みちのく会役員と対応スタッフによる、年3回の本部ミーティングを実施。会の現状の情報共有、会の運営機能の縮小化に向け方針を固める。
・本部ミーティングでの大きな決定事項や近況情報を会報誌として1200部を年3回発行、WEB等でも情報発信し会員や関連支援団体へ告知し、今後の活動への理解を促す。
・札幌と地方避難者との交流を持って、組織としての活動から、会員同士人と人とのつながりを活かし深める事を率先して実行することで、みちのく会の基盤強化とする。
・支援情報が集まる中心地の札幌避難者と支援情報が不足する地方避難者で、札幌と地方旭川(仮)で、道内各地から動ける夏に計2回の交流の場を開催し、人と人とのつながりから相互に紹介ができるよう、緩やかで不変的な避難者ネットワーク構築を目指す。
・スタッフの地方交流の目的に、避難者支援事務作業を行う上で、同じ作業を繰り返しになる中では支援側のモティベーションの低下につながる、事務スタッフが他地域の支援団体や避難者と会うことで更なる見識を広め、そこで得られるアイデアやモティベーションの刺激を持って、日々変化する業務にあたれるよう業務体制の強化へつなぐ。
・地方避難者と交流で、道内避難者同士がこの時期に改めて顔を合わせることで、今まで繋がりが薄く会う機会のなかった避難者の方を掘り起こす。
・表現する機会のなかった避難者20名の手記の執筆依頼を促す。
執筆された文章は、記録として冊子にまとめ残す。2017年に発行。
助成期間終了後の展望(助成終了後も活動の継続・発展ができるか) ・会という立場からの世間や支援者に対して外交的なつながりを大切にし、みちのく会の各会員や個人ベースでの“ゆるやかなつながり”を持つことで不変的な状況をもって会の継続的な形とする。
・会として大きな活動はなくとも、継続的に会員に寄り添った“ゆるやかな活動”ならばいつでも集えるといった安心感を与えられる会の存在を完成。